Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ピクセラ製SIM対応ホームルータに複数の脆弱性

ピクセラが提供するSIM対応ルータ「PIX-RT100」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同製品には、隣接ネットワークよりtelnetやSSH経由でアクセスが可能となるバックドア「CVE-2023-22316」が存在。さらに同製品の管理画面へアクセスできるユーザーによってOSコマンドの実行が可能となる「CVE-2023-22304」が判明した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」において、それぞれベーススコアは「8.8」「8.0」と評価されている。

これら脆弱性は、ラックの飯田雅裕氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

ピクセラでは、ファームウェア「RT100_TEQ_2.1.3_EQ101」を1月12日にリリース。アップデートをアナウンスした同社ページでは、機能の追加や軽微な不具合の修正との説明にとどめているが、JVNによるとこれら脆弱性の修正も含まれるという。

(Security NEXT - 2023/01/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起