Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日野市立図書館、一部機器でランサム感染 - 通常どおり開館

日野市立図書館は、サーバなど一部機器がランサムウェアに感染したことを明らかにした。一部サービスは停止しているものの、貸出システムなど大部分は無事だったため、通常どおり開館している。

同館によれば、中央図書館事務室内のノートパソコン1台と、中央図書館内に設置しているサーバ5台がランサムウェアに感染したもの。12月17日に被害へ気がついた。

ファイルサーバ内に格納されていたデータが暗号化され、利用できない状態となっている。イベントの参加者、障害者サービスの利用者、ボランティアの名簿など個人情報が含まれる。12月19日時点で、外部においてこれら情報の流出は確認されていない。

貸出システムなど大部分のシステムは被害を受けておらず、開館しているが、利用者用インターネット公開端末、オンラインデータベース端末、集会施設の新規利用申し込み、障害者向けサービスなど一部サービスについて提供を見合わせている。

同市では、被害に遭った端末をネットワークより隔離。委託事業者や関係機関協力のもと、原因の究明や被害範囲の特定を進めていく。

(Security NEXT - 2022/12/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

水道メーター取替業務の一部伝票が所在不明に - 門真市
メアド記載のメールを複数団体に送信、メール再利用で - 佐賀県
「Firefox 125.0.1」をリリース、脆弱性15件を修正
再委託先における2023年2月のランサム被害を公表 - 国交省
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
募金サイトで他人クレカ番号による少額寄付 - 利用できるか確認か
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応
メール誤送信で横断幕掲示応募者のメアド流出 - 飯塚オートレース場