Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサム被害が発生、紙資料と電話で対応 - みやぎ産業振興機構

東日本大震災で被害を受けた中小事業者などを支援しているみやぎ産業振興機構は、ランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。

同機構によれば、11月16日朝よりサーバに異常が発生し、ネットワーク内部のシステムでファイルを利用できない状態に陥った。

委託業者が調査したところ、サーバ1台がランサムウェアによる攻撃を受けたことが判明。脅迫のメッセージが残されていたという。11月18日の時点で、情報流出などは確認されていない。

同機構では感染の拡大を防ぐため、実際に被害が確認されたサーバのほか、端末なども含めてネットワークを停止しており、関係者とメールによるやり取りが行えない状況となっている。

同機構では脅迫に応じない方針のもと復旧作業を進めているが、復旧時期は未定。企業への支援業務については、紙資料を用い、電話や企業への訪問などにより対応している。

(Security NEXT - 2022/11/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
先週注目された記事(2025年12月7日〜2025年12月13日)
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
【特別企画】最先端企業が直面した「AIセキュリティの盲点」とは? - 生成AIテーマにカンファレンス
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に