Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Ibexa DXP」「eZ Platform」に脆弱性 - PWハッシュ漏洩のおそれ

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「Ibexa DXP」「eZ Platform」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

コンテンツを作成したり、変更したユーザーの機密情報が漏洩するおそれがある脆弱性「CVE-2022-41876」が明らかとなったもの。

GraphQLサーバの実装における脆弱性で、ユーザーアカウントに対する「GraphQLクエリ」により、パスワードハッシュをはじめ、ハッシュタイプ、メールアドレス、ログイン名などを認証なしに取得されるおそれがある。

CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.5」と評価する一方、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

現地時間11月10日にリリースした「Ibexa DXP 4.2.3」「同3.3.28」「eZ Platform 2.5.31」にて修正を実施。できるかぎり早く修正を適用するよう強く推奨している。

(Security NEXT - 2022/11/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

委託先が患者情報を紛失、防犯カメラに誤廃棄時の映像 - 頴田病院
個人情報含む書類をFAXで誤送信 - 栃木県住宅供給公社
個人情報含む生徒個人票を紛失 - 神奈川の中高一貫校
リサイクルされる「ランサムウェア」 - リーク件数は1.5倍に
都パスポートセンターの従業員が書類送検 - 個人情報記載の付箋を窃取
脅威情報共有プラットフォーム「MISP」に脆弱性 - 最新版へ更新を
水道局の制御機器を狙うサイバー攻撃が発生 - 米当局が注意喚起
個情委、野辺地町に行政指導 - 管理不備や報告遅滞で
VMware、「VCD Appliance」の修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性に対応
設定不備でシステム開発用サーバから顧客情報が流出 - 積水ハウス