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米子会社に不正アクセス、個人情報流出の可能性 - 東京化成工業

東京化成工業は、米国子会社がサイバー攻撃を受け、日本を含むグループ会社の保有する一部個人情報が外部に流出した可能性があることを明らかにした。

同社や関連会社の東京化成販売、TCIケミカルトレーディングが事態を公表したもの。6月23日に米子会社のシステムにおいて外部からの不正なアクセスを確認し、同月27日に日本を含むグループ会社が保有している個人情報の一部が外部に流出した可能性があることが判明したという。

流出の可能性があるのは、取引先に関する情報約1200件、個人情報約7000件。会社名、会社住所、担当者氏名およびメールアドレス、電話番号などが含まれる。

同社では7月6日に個人情報保護委員会へ報告、同月8日に警察へ届けた。サイバー攻撃を受けた原因や経路、個人情報流出以外の影響など明らかにしていない。本誌取材に対してはコメントを避けた。

不正アクセスを受けたサーバなどマルウェアの駆除を実施し、7月11日にシステムを全面的に再開。今後は、監視や検知の強化、運用ルールの改善、標的型メール訓練や社員教育の実施など、管理体制を強化し、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2022/11/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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