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ふるさと納税寄付者の個人情報を庁内24部署にメールで誤送信 - 堺市

大阪府堺市は、ふるさと納税寄付者の個人情報含むファイルを、庁内において誤ってメールで送信するミスがあったことを明らかにした。

同市によれば、10月21日15時過ぎ、総務担当課24部署に対し、ふるさと納税に関する連絡事項を送信。30分後、メールを受信した職員から、添付された表計算ファイル内に個人情報が含まれているシートがあると指摘があり、問題が判明した。

本来削除すべき個人情報を含んだまま送信していたもので、ふるさと納税寄付者8860人分の氏名、住所、寄付金額、寄付金の使い道、納付方法などが記載されていた。個人情報が含まれるファイルにはパスワードを設定する必要があったが、設定していなかったという。

問題判明後、メールを送信した部署に電話し、個人情報が含まれるファイルを削除するよう指示した。庁外への流出については確認されていない。

今回の問題を受け、同市ではメール送信時におけるチェックリストを作成し、添付に誤りがないか確認するほか、ダブルチェックやパスワードの設定を徹底するなど再発防止に取り組む。

(Security NEXT - 2022/10/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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