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配布調査書に個人情報、作成元資料のデータが残存 - 都立高

東京都教育委員会は、都内高校において生徒の個人情報を含むファイルを、保護者に誤って配信したことを明らかにした。

都教委によれば、教諭が海外派遣研修の参加生徒を募集するため、表計算ソフトで参加希望調査書を作成。4月9日に1学年と2学年の全保護者宛てに学習支援クラウドサービスを介して配信したが、個人情報が含まれていたという。

同日、保護者から連絡があり問題が判明。学習支援クラウドサービスから個人情報を含む同ファイルを削除した。

過去の資料をもとにファイルを作成しており、一部シートに卒業生4人や在校生4人に関する氏名、学年とクラス、出席番号、出欠の記録、1学期の成績などを含む参加希望調査書が含まれていたものの、確認を怠っていたため個人情報が含まれていることに気づいていなかったという。

アクセス履歴を確認したところ、保護者188人がダウンロードしたことが判明。対象の保護者に連絡してファイルの削除を依頼した。

保護者に電話で謝罪したほか、全校生徒や保護者会においても経緯の説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2025/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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