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Oracle、Java SEの脆弱性9件をアップデートで修正

Oracleは、四半期定例パッチ「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を公開し、「Java SE」や「Oracle GraalVM Enterprise Edition」に明らかとなった脆弱性に対処した。

バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、今回のアップデートでは9件の脆弱性を解消している。いずれもリモートより悪用されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」においてベーススコアが「7.0」以上とされる脆弱性は「CVE-2022-32215」「CVE-2022-21634」の2件。それぞれスコアは「9.1」「7.5」と評価されている。

同社は、脆弱性に対処した「Java SE 19.0.1」「同17.0.5」「同11.0.17」「同8 Update 351」および「Oracle GraalVM Enterprise Edition 22.3.0」「同21.3.4」「同20.3.8」をリリース。利用者へアップデートを呼びかけている。

「Java SE 7」については、前回2022年7月の更新で「延長サポート(Extended Support)」が終了。脆弱性が発見された場合も修正されない「持続サポート(Sustaining Support)」へ移行している。

今回の「クリティカルパッチアップデート(CPU)」で「Java SE」や「Oracle GraalVM Enterprise Edition」において修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2022-32215
CVE-2022-21634
CVE-2022-21597
CVE-2022-21628
CVE-2022-21626
CVE-2022-21618
CVE-2022-39399
CVE-2022-21624
CVE-2022-21619

お詫びと訂正:本記事初出時の一部記載に誤りがあり、修正しました。ご迷惑をおかけした読者、関係者のみなさまにお詫びし、訂正いたします。

 

(Security NEXT - 2022/10/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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