MS、10月の月例セキュリティ修正を公開 - ゼロデイ含む脆弱性84件に対応
マイクロソフトは、10月の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。すでに悪用されている脆弱性1件を含む84件の脆弱性に対応している。
今回のアップデートでは、「Windows」「Office」をはじめ、「SharePoint」「Active Directory」「リモートアクセスサービスPoint-to-Pointトンネリングプロトコル」「Hyper-V」「Azure」「Visual Studio Code」など多岐にわたる脆弱性を解消した。
CVEベースで84件の脆弱性に対応しており、最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性が13件、次に高い「重要(Important)」とされる脆弱性が71件となっている。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアを見ると、64件が「7.0」以上と評価されている。「9.0」以上とされる脆弱性は、「Azure Arc Connect」に明らかとなった権限昇格の脆弱性「CVE-2022-37968」の1件のみだが、最高値の「10」とされている。
脆弱性によって影響は異なるが、20件についてはリモートよりコードを実行される可能性があり、39件は権限昇格のおそれがある。さらに情報漏洩の脆弱性11件、サービス拒否8件、なりすまし4件、セキュリティ機能のバイパス2件に対処した。
(Security NEXT - 2022/10/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ
フィッシング契機に第三者が端末操作、個人情報流出か - 共立メンテナンス
ランサム被害で写真や動画が流出、調査を実施 - 横須賀学院
委託調査の関連データが保存されたPCを紛失 - 埼玉県

