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公文書414件が所在不明、保管期間満了前に誤廃棄か - 群馬県

群馬県は、公文書を保存期間満了前に誤って廃棄し、溶解処理した可能性が高いことを明らかにした。

同県によれば、河川課において保存期間満了前の公文書を誤って廃棄した可能性があることが判明したもの。

対象となる公文書は、庶務関係や調査関係、工事、委託関係、河川管理関係、補助金、負担金関係などであわせて414件。そのうち264件については復元可能だとしている。

2021年度の文書整理において、保存期間を満了した公文書の確認作業を行ったところ、一部公文書の所在が確認できなかったため、全公文書の確認を進めた結果、今回の誤廃棄が判明した。溶解処理された可能性が高いと説明している。

保存期間延長時に廃棄予定を適切に記載しなかったこと、保存期間、廃棄予定の記載に誤りや未記載があったこと、廃棄年度の異なる文書を一冊に保管したことなどが原因としており、電子決裁による文書事務を徹底するほか、文書廃棄時に複数で現物を確認するなど再発防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2022/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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