Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome 105」がリリースに - 深刻な脆弱性などを解消

Googleは、同社ブラウザの最新版「Chrome 105」をリリースした。深刻な脆弱性の修正なども含まれる。

Windows向けに「同105.0.5195.54」「同105.0.5195.53」「同105.0.5195.52」、macOSおよびLinux向けに「同105.0.5195.52」の提供を開始したもの。

今回のアップデートでは、セキュリティに関する24件の修正を実施。CVEベースで22件の脆弱性を解消している。

重要度を見ると、4段階の評価でもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は1件。ネットワークサービスにおける解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2022-3038」に対処した。

2番目に重要度が高い「高(High)」とされる脆弱性は9件。「Use After Free」の脆弱性6件をはじめ、ヒープバッファオーバーフロー、サイト分離における実装の不備、入力値の検証不備などを修正した。

さらに「中(Medium)」とされる脆弱性9件や「低(Low)」とされる3件を解消している。同社では今後数日から数週間にわたり、アップデートを展開していく予定。

今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2022-3038
CVE-2022-3039
CVE-2022-3040
CVE-2022-3041
CVE-2022-3042
CVE-2022-3043
CVE-2022-3044
CVE-2022-3045
CVE-2022-3046
CVE-2022-3047
CVE-2022-3048
CVE-2022-3049
CVE-2022-3050
CVE-2022-3051
CVE-2022-3052
CVE-2022-3053
CVE-2022-3054
CVE-2022-3055
CVE-2022-3056
CVE-2022-3057
CVE-2022-3058
CVE-2022-3071

(Security NEXT - 2022/09/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加