Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

千葉県自治体情報セキュリティクラウドで一時障害 - 2カ月連続で発生

千葉県の自治体情報セキュリティクラウドにおいて障害が発生し、同県や県内市町村において一時インターネットへ接続できなくなるなど影響が出た。

同県によれば、8月25日9時40分ごろから同日11時15分ごろにかけて、同県自治体のインターネットゲートウェイとなり、不正通信の監視などを行っている「千葉県自治体情報セキュリティクラウド」において通信障害が発生したもの。

同システムは同県や県内市町村で利用しており、障害の影響で各自治体のウェブサイトを閲覧できない状態となったほか、オンライン会議などをはじめ、インターネット接続を必要とする事務作業などが行えない状況となった。

同県へ同システムを提供しているNTT東日本が原因を調べているが、8月29日の時点でサイバー攻撃は確認されておらず、機器に起因する障害と見られている、自治体の相互接続に利用する「LGWAN」については影響なかった。

同システムは、7月14日にも12時10分ごろから13時15分ごろにかけて利用できなくなる障害が発生したばかり。同県では同社に対して詳しい原因の調査と改善計画の提出を求めている。

(Security NEXT - 2022/08/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

プロクシ製品「IBM SSP」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
委託先で法定調書作成用の資料を誤送信 - 東急グループ会社
動物保護管理センターで緊急連絡用携帯電話を一時紛失 - 新潟県
保護者の同意書を紛失、小学校職員室の机で保管 - 神戸市
中学校配布の出願システム用二次元コードで別人情報 - 大阪市
「NVIDIA Container Toolkit」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Node.js」に複数脆弱性 - 1月21日にアップデート予定
HPE Arubaの「AOS」に複数の脆弱性 - アップデートを公開
「Sentry」のSSOに脆弱性 - なりすましのおそれ
Ivanti、3製品でアップデートを公開 - 脆弱性を解消