Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ネットアンケートで回答一覧が閲覧可能に、設定ミスで - 大阪府立高

大阪府は、府立高校において実施した生徒や保護者を対象とするウェブアンケートで個人情報が流出したことを明らかにした。

同府によれば、校務処理システムで必要となるデータを収集するため、府内の高校で6月から7月にかけてウェブフォームを使用し、生徒と保護者を対象にアンケート調査を実施したが、設定ミスがあり、回答結果の一覧を閲覧できる状態となっていたもの。

回答後の画面に表示されるリンクより回答の一覧にアクセスすることが可能で、7月20日に保護者から指摘があり問題が発覚した。

指摘を受けて同日、閲覧できないように設定を変更したが、すでに1年生240人が回答済みで、氏名、住所、電話番号、携帯電話番号、保護者の氏名、住所、続柄、緊急連絡先などが入力されていた。

教員においてアンケートの設定を正しく認識しておらず、入力時の動作確認は行ったものの、回答後の動作については確認を行っていなかったという

同校では対象となる生徒と保護者に対し、対面または電話で経緯の説明と謝罪を実施。今後は事故の情報を共有し、動作確認を複数で行うなど対策を講じる。また同府では、個人情報収集時のチェックリストを作成し、府立学校において共有するとしている。

(Security NEXT - 2022/08/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

第三者が旧ポイントサービスのドメインを取得 - ヴィンクス
パスワードリスト攻撃と見られるログイン試行を確認 - WOWOW
フィッシングURLは約3割減 - ブランドの悪用被害が増加
看護師が患者資料を本に挟んで持ち帰り - 本売却から発覚
ドメイン名紛争テーマにシンポジウム - 紛争事例や対処法と今後の課題
教育支援サービス侵害、ランサムウェアによる個人情報流出の可能性
リモートアクセス用認証キー紛失、外部アクセス確認されず - デ協
ベトナム子会社でランサム被害、製造出荷に影響なし - 大日精化工業
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響