Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシングURL、1カ月で約4.9万件 - 報告は10万件を突破

7月にフィッシング対策協議会へ寄せられたフィッシングサイトの報告数が前月の1.8倍と急増し、報告数は10万件の大台をはじめて突破した。クレジットカードの利用確認を装う手口が目立っている。

同月に同協議会へ寄せられたフィッシング攻撃の報告は10万7948件。前月から1万9698件増加し、調査開始以降はじめて10万件を超えた。1日あたりの報告数は約3482.2件。前月の約2941.7件から540.5件増加している。1分あたり2.4件の報告が寄せられたことになる。

重複を除いた誘導先となるフィッシングサイトのURLは、4万9188件。過去最多となった前月の約1.8倍にあたる件数で5万件に届く勢い。1日あたりに換算すると約1586.7件。1分間に1.1件の報告が寄せられたことになる。

悪用されたトップレベルドメインを見ると、「.co」が約41.6%で最多。「.top(27.7%)」「.cn(約9.4%)」「.tt(約4.9%)」「.shop(約3.1%)」「.xyz(約3.1%)」が続く。

20220803_ap_001.jpg
フィッシングの報告やURLの件数推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2022/08/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

不正アクセスの認知件数が前年比約45%増 - 検挙者は9.4%増加
活かしきれないセキュリティツール、機能の重複も - Fastly調査
減少傾向続いたフィッシング攻撃、5カ月ぶりに増加
スマホ利用シーンの脅威トップ10を発表 - JSSEC
クレカ会社装うフィッシングサイトの割合が激減 - 5%ほどに
フィッシングURLが大幅減 - 10カ月ぶりに1万件下回る
2022年4Qインシデント件数は減少 - ウェブ改ざんなど減少
2022年のサイバー攻撃、前年比38%増 - 教育分野への攻撃増加
2022年12月のフィッシングURL、7カ月ぶりの1万件台
フィッシングURL、ピークの9月から2カ月で半減 - 「偽Amazon」が急増