Google、「Chrome 104」をリリース - セキュリティに関する27件の修正を実施
Googleは、WindowsやmacOS、Linux向けに最新版となる「Chrome 104」をリリースした。機能強化のほか、脆弱性の修正を行っている。
Windows向けに「Chrome 104.0.5112.81」「同104.0.5112.80」「同104.0.5112.79」をリリース。macOSおよびLinuxに対しては「同104.0.5112.79」の提供を開始したもの。
今回のアップデートでは、セキュリティに関する27件の修正を実施。CVEベースで22件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は7件。具体的には「CVE-2022-2603」「CVE-2022-2604」など「Use After Free」の脆弱性6件や域外メモリの読み込み1件などを解消した。のこる15件の脆弱性に関しては、重要度が1段階低い「中(Medium)」とレーティングされている。
同社では今後数日から数週間にわたり、同バージョンを展開していく予定。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-2603
CVE-2022-2604
CVE-2022-2605
CVE-2022-2606
CVE-2022-2607
CVE-2022-2608
CVE-2022-2609
CVE-2022-2610
CVE-2022-2611
CVE-2022-2612
CVE-2022-2613
CVE-2022-2614
CVE-2022-2615
CVE-2022-2616
CVE-2022-2617
CVE-2022-2618
CVE-2022-2619
CVE-2022-2620
CVE-2022-2621
CVE-2022-2622
CVE-2022-2623
CVE-2022-2624
(Security NEXT - 2022/08/03 )
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