Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「一太郎Pro」「ATOK」など法人向けジャストシステム製品の同梱プログラムに脆弱性

ジャストシステムの法人向けソフトウェアに同梱されている「JUSTオンラインアップデート for J-License」に脆弱性が明らかとなった。

同プログラムは、アップデートモジュールがないか定期的に確認するソフトウェア。「一太郎Pro」「ATOK」「花子」「Shuriken」をはじめ、「JUST PDF」「JUST Office」「JUST Government」「JUST Police」「JUST Medical」「ジャストスクール」ほか、同社の法人向け製品に同梱されている。

特定のプログラムを起動する際、実行ファイルのパスが引用符で囲まれておらず、不正なファイルを実行するおそれがある脆弱性「CVE-2022-36344」が判明した。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「8.8」と評価されている。

同脆弱性は、サイバーディフェンス研究所の松隈大樹氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したものでJPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

ジャストシステムでは、「JUSTオンラインアップデート for J-License」が導入されているか確認する方法をアナウンスするとともに、同プログラムを更新するよう利用者へ呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/07/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米政府、「Exchange Server」脆弱性で緊急指令 - 週末返上での対応求める
「JWE」のRuby実装に深刻な脆弱性 - 総当たり攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外パッチ
「Azure」や「MS 365 Copilot BizChat」に深刻な脆弱性 - 対応は不要
「HashiCorp Vault」のLDAP認証で多要素認証バイパスのおそれ
「Dell PowerProtect Data Domain」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「NVIDIA Triton Inference Server」に複数の深刻な脆弱性
「Trend Micro Apex One」脆弱性でセキュリティ機関も注意喚起
「Trend Micro Apex One」に脆弱性、攻撃も発生 - パッチは8月中旬
プロキシサーバ「Squid」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正