Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ciscoのインフラ管理製品に深刻な脆弱性 - API経由でコマンド実行のおそれ

オンプレミスやクラウドなどインフラストラクチャの運用や管理機能を提供する「Cisco Nexus Dashboard」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

特に重要度が高い「CVE-2022-20857」をはじめ、あわせて3件の脆弱性が明らかとなったもの。「CVE-2022-20857」は、アクセス制御の不備により、認証なしにリモートよりコマンドを実行されるおそれがある脆弱性。

データネットワーク上の特定APIに対し、細工したHTTPリクエストを送りつけることで、ノード上のポッドにおいて、任意のコマンドをroot権限で実行することが可能になるという。

同社では共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において、同脆弱性のベーススコアを「9.8」と評価。重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

また同製品のウェブユーザーインタフェースには、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性「CVE-2022-20861」が存在。さらにコンテナイメージの読み書きが可能となる「CVE-2022-20858」も明らかとなった。

(Security NEXT - 2022/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消
NETGEARの一部ルータに認証バイパスの脆弱性 - 早急に更新を
「Docker」で「IPv6」の無効化が反映されない脆弱性 - アップデートで修正
「PAN-OS」更新後の再起動前に調査用ファイル取得を