Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

脆弱性DB「JVN iPedia」への登録、2Qは2325件 - 前四半期から1455件減

2022年第2四半期に脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」へ登録された脆弱性情報は2325件だった。2期連続で減少している。

「JVN iPedia」は脆弱性対策情報を収録するデータベース。2007年4月より公開されており、国内ソフトウェア開発者の公表情報をはじめ、脆弱性情報ポータルサイト「JVN」、米国立標準技術研究所(NIST)が運用する脆弱性データベース「NVD」の公開情報などを収録している。

情報処理推進機構(IPA)によれば、同四半期に登録された脆弱性情報は2325件。前四半期の3780件から1455件減となった。2020年第4四半期以降、4期連続で増加していたが、前四半期から減少に転じている。

情報の収集元を見ると、「NVD」が2154件で前四半期の3488件を大きく下回った。「JVN」についても289件から171件へと減少している。国内製品開発者が公表した情報の登録はない。累計14万3807件となり、英語版は33件を追加し、2447件となった。

20220722_ip_001.jpg
「JVN iPedia」における登録件数の推移(グラフ:IPA)

(Security NEXT - 2022/07/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
個人情報を6機関に誤送信、転送され規模が20倍超に - 岐阜県
報道記者が個人情報含む資料を一時紛失 - ABCテレビ
約40万件の個人情報が流出した可能性 - ニデック子会社
CrowdStrike導入したWindows端末の97%以上がオンラインに
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開