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脆弱性DB「JVN iPedia」への登録、2Qは2325件 - 前四半期から1455件減

脆弱性の種類を見ると、「クロスサイトスクリプティング(XSS)」が285件でもっとも多く、「境界外書き込み(103件)」「SQLインジェクション(91件)」「解放済みメモリの使用(90件)」と続く。

登録情報を製品別に見ると、前四半期に引き続き「Qualcommコンポーネント」が230件で最多。「Windows Server(180件)」「Windows Server 2022(179件)」が続く。

引き続き、Windows製品が目立っており、上位20製品中11製品と半数以上を占めており、サポート期間が終了した「Windows Server 2008(96件)」と「Windows 7(85件)」も含まれる。

「Windows Server 2008」と「Windows 7」については、有償の「延長セキュリティ更新プログラム(ESU)」が提供中だが、2023年1月に終了が予定されている。また同じく2023年1月にサポートの終了が予定されている「Windows 8.1」についても104件の登録があった。

OS以外では、「Adobe Acrobat DC(78件)」「Adobe Acrobat Reader DC(78件)」「Adobe Acrobat(71件)」とAdobe SystemsのPDF関連製品が入った。またGoogleの「Google TensorFlow」も入っている。

産業用制御システムに関しては、122件の登録があり、累計で3543件となっている。Siemensの「Teamcenter Visualization」「JT2Go」がいずれも45件の追加があり、上位20位に入っている。

(Security NEXT - 2022/07/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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