Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サンドラッグの複数関連サイトにPWリスト攻撃

ドラッグストアチェーンを展開するサンドラッグは、同社が運営する複数のeコマースサイトの利用者が、不正ログインの被害を受けた可能性があることを明らかにした。

同社によれば、7月9日から11日にかけて「サンドラッグe-shop本店」および「サンドラッグお客様サイト」が不正アクセスを受けたもの。

海外のIPアドレスより、第三者が正規の利用者になりすましてログインを試みたもので、1万9057件のアカウントが第三者によるログインを許した可能性がある。

7月11日10時半ごろ、システムを委託する事業者より報告があり、被害へ気がついた。同社以外で流出したアカウント情報を悪用する「パスワードリスト攻撃」によるものと同社では見ている。

被害状況など詳細を調べているが、ログインされた場合は、氏名や住所、電話番号、生年月日、メールアドレス、購入履歴、保有ポイント数のほか、パスワード、クレジットカード番号の上6桁と下2桁を閲覧されたおそれがあるという。

問題の発覚を受けて、同社は対象となる顧客にメールで連絡し、パスワードの変更を依頼。発信元となった海外からのアクセスを遮断するなど、対策を講じたとしている。

(Security NEXT - 2022/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

プロクシ製品「IBM SSP」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
委託先で法定調書作成用の資料を誤送信 - 東急グループ会社
動物保護管理センターで緊急連絡用携帯電話を一時紛失 - 新潟県
保護者の同意書を紛失、小学校職員室の机で保管 - 神戸市
中学校配布の出願システム用二次元コードで別人情報 - 大阪市
「NVIDIA Container Toolkit」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Node.js」に複数脆弱性 - 1月21日にアップデート予定
HPE Arubaの「AOS」に複数の脆弱性 - アップデートを公開
「Sentry」のSSOに脆弱性 - なりすましのおそれ
Ivanti、3製品でアップデートを公開 - 脆弱性を解消