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データ判読のため持ち出した患者情報含むUSBメモリを紛失 - 杏林大付属病院

杏林大学医学部付属病院の医師が、患者の個人情報が保存されたUSBメモリを紛失したことがわかった。

同院によれば、患者27人分の氏名、ID番号、終夜睡眠ポリグラフの検査データ、睡眠時の状態を記録した動画など保存されたUSBメモリが所在不明となっているもの。

データの判読に時間を要することから同院医師が持ち出したが、6月19日に帰宅した際、紛失していることへ気が付いたという。

USBメモリにパスワードなどは設定されていない。動画は赤外線を用いて撮影したもので個人の特定は難しく、検査データについても閲覧には一般には販売されていない医療検査用の専門ソフトが必要だとしている。

同院では、診療に用いるデータの持ち出しを禁止していたが、守られていなかった。同院では、対象となる患者に対し、書面により経緯の説明や謝罪を実施。院内における点検や教育などを通じて再発防止に取り組むとしている。

(Security NEXT - 2022/07/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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