Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ニチリン米子会社でランサム被害 - ウェブの閲覧障害も

自動車や住宅用のホースを製造、販売するニチリンは、同社米国子会社がサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。

6月14日に同社子会社のNICHIRIN-FLEX U.S.A.(NFL)が外部よりサイバー攻撃を受け、同社サーバがランサムウェアに感染したもの。

同社では、同子会社のネットワークを遮断して復旧作業を進めるとともに、グループ会社において同様の被害が生じていないか確認を進めている。

またランサムウェアによる攻撃との関連はわかっていないが、ウェブサイトを一時閲覧できなくなる障害が発生した。国内からはアクセスできるよう暫定的な対策を講じており、海外からも閲覧できるよう追加の対策を取るという。

復旧作業を優先しており、情報漏洩といった影響や原因に関する調査には時間を要する見込み。生産や出荷作業に関しては手作業で行い、納品への影響が出ないよう努めるとしている。

(Security NEXT - 2022/06/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

市内全世帯向けデジタル金券の配送中に一部紛失 - 太田市
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
ランサム攻撃でシステム障害が発生、影響など調査 - エネサンスHD
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
一部サーバでランサム被害、バックアップ削除も - 新報国マテリアル
日英、IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」「PSTI法」で相互承認
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
動画配信「バンダイCH」が一時停止 - 「意図せぬ退会」発生