書き溜めたメモが消える!? - 「自動退会処理」とだます「Evernote」のフィッシングに注意
メモの管理が行えるクラウドサービス「Evernote」の利用者を狙ったフィッシング攻撃が確認されている。アカウントを自動退会処理するなどと不安を煽り、偽サイトへ誘導して情報をだまし取ろうとしていた。
注意喚起を行ったフィッシング対策協議会によると、最後にログインした日から2年以上ログインを確認できないアカウントに対し、6月25日より順次自動的に退会処理を行う、などと不安を煽り、偽サイトへ誘導するフィッシング攻撃が確認されたもの。
フィッシングサイトでは、アカウント情報をはじめ、クレジットカード情報、電話番号などの個人情報を詐取しようとしていた。
6月22日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会では閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似した攻撃が発生するおそれもあるとして注意を呼びかけた。
「自動退会処理」を口実に不安を煽るフィッシングの手口は、3月ごろより確認されている。当初は「えきねっと」の利用者を狙ったものだったが、同ブランド以外にも拡大しつつある。

フィッシングメールの文面(画像:フィ対協)
(Security NEXT - 2022/06/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
メール誤送信で事業所担当者のメアド流出 - やまがた産業支援機構