新型コロナ陽性者に別人の支援システムIDを送信 - 大阪府
大阪府は、新型コロナ陽性者に支援システムで利用するIDを通知する際、別人のIDを案内するミスがあったことを公表した。
同府によれば、6月2日に岸和田保健所より新型コロナウイルス感染症患者24人に対して「ショートメッセージサービス(SMS)」を送信。その際に誤って「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)」に関する別人のIDを送信するミスがあったという。
受信した患者2人よりIDを利用できないとの連絡があり、問題に気がついた。同府が確認したところ、委託先において表計算ソフトの操作を誤り、携帯電話番号とIDがズレて管理されていたことが判明。
誤って通知したIDは、陽性者がスマートフォンなどから健康状態を入力できる「My HER-SYS」で利用するもので、利用にあたっては患者の生年月日についても入力する必要があるとしている。
同府では、対象者に経緯を説明して謝罪するとともに、正しいIDを送付。委託事業者に対して、SMS送信時に患者情報を照合するなど適正な事務処理を徹底するよう求めた。
(Security NEXT - 2022/06/17 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
サポート詐欺で遠隔操作ツールをインストール - 和歌山の休日診療所
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
駿河屋サイトの改ざん、監視ツールの脆弱性経由 - 侵害検知以降にも流出
「Apache bRPC」に深刻な脆弱性 - 悪意あるJSONでDoSのおそれ
仮想環境を狙うマルウェア「BRICKSTORM」 - 中国政府系攻撃者が悪用
海外子会社にサイバー攻撃、詳細を調査 - FCLコンポーネント
