フィッシング攻撃、地域密着の信販会社を立て続けに標的に
九州地域を中心に展開する信販会社を狙ったフィッシング攻撃が相次いで確認された。全国展開するブランドに限らず、幅広いブランドが攻撃対象となっており、警戒が必要だ。
西日本フィナンシャルホールディングス傘下の「九州カード」を装う攻撃が5月末に確認されたほか、6月3日には「日専連ファイナンス」のブランドを悪用したフィッシング攻撃が観測され、フィッシング対策協議会が注意を呼びかけた。
いずれも不正利用についてモニタリングしているなどと説明。カードの利用状況を確認することを口実に偽サイトへ誘導しようとしていた。
フィッシング攻撃に悪用されるブランドは増加傾向にある。同協議会によると、2020年ごろは60件前後だったが、徐々に増加。2022年2月に87件と最多を記録するも、悪用されるブランドは多くて80件台にとどまっていたが、3月以降は100件超の水準で推移している。
利用者が多い特定のブランドに報告は集中しているものの、これまで攻撃が確認されていなかったブランドでも攻撃が確認されている。悪用報告があったり、注意喚起が行われたことがあるブランドに限らず、あらゆるブランドがフィッシング攻撃の対象となる可能性があり、警戒しておく必要がある。
(Security NEXT - 2022/06/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「PostgreSQL」にセキュリティアップデート - 「13系」は11月にEOL
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起
「Flowise」に深刻な脆弱性、パッチは未提供 - PoCが公開
チラシ案内先からイベント申込者情報が閲覧可能に - 佐賀のDC
不正アクセスでシステム障害、情報流出は調査中 - 三浦工業
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
ファイルサーバがランサム被害、データが暗号化 - 青果流通会社
子育て支援アプリを停止、「セキュリティ上の問題」 - 江崎グリコ
「セキュリティ・キャンプ2025ミニ」、10月にオンライン開催