LINEスタンプ利用を販売者に把握されるおそれ - レポート機能を一時停止
LINEは、メッセージアプリ「LINE」で利用できるスタンプを販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」の製作者向け管理画面において、利用状況のレポートに未同意のユーザーに関する情報も含まれていたことを明らかにした。
スタンプ製作者の管理画面では、販売したスタンプの利用状況を統計情報として確認できるが、同社によれば、コミュニケーション関連情報の提供に同意していないLINE利用者の情報についても統計情報に含まれていたという。
利用状況レポートでは、スタンプごとの利用月日、スタンプごとの送受信数、スタンプごとの送信者数、受信者数を確認できる。利用者の識別情報は含まない。
しかしながら、送受信数を1件から確認できる仕様のため、利用者が限られ、製作者が利用者を把握していたり、推定できる場合など、スタンプ利用状況を特定することが可能だった。
今回の問題は、社内調査を経て5月13日に判明。レポート機能をリリースした2014年8月18日以降発生しており、暫定措置としてレポートの提供を一時停止した。今後、改修を実施する予定。
(Security NEXT - 2022/05/31 )
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