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4月のDDoS攻撃は件数、最大規模ともに減少 - IIJレポート

インターネットイニシアティブ(IIJ)は、4月に同社で観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。攻撃件数、最大攻撃規模ともに、前月を下回った。

同社サービスを通じて検知したDDoS攻撃の状況を取りまとめたもの。同月に観測した攻撃は409件で、前月の637件から228件減少した。1日あたり13.6件で、前月の20.6件から減少している。

月内の推移を見ると、10件前後の日が多いが、20件を超える日も7日あり、特に4月18日、19日、27日は25件の攻撃が観測されている。

同月に観測されたもっとも規模が大きかった攻撃は、NTPプロトコルを用いたリフレクション攻撃で、約149万ppsのパケットにより、10.15Gbpsのトラフィックが発生した。前月にもっとも規模が大きかった約318万pps、11.69Gbpsを下回った。

同月にもっとも長く継続した攻撃はNTPプロトコルを用いたリフレクション攻撃で、16分にわたって攻撃が継続。最大で約63Mbpsのトラフィックが発生した。

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IIJによるDDoS攻撃の検知推移(グラフ:同社発表より独自に作成)

(Security NEXT - 2022/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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