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「サイボウズGaroon」に複数の脆弱性 - アップデートで修正

サイボウズが提供する「サイボウズGaroon」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、不適切な認証や操作制限の回避、クロスサイトスクリプティング(XSS)など、CVEベースであわせて15件の脆弱性が明らかとなったもの。

いずれも重要度は、4段階中、上から3番目にあたる「警告」、あるいはもっとも低い「注意」とレーティングされており、より深刻とされる「緊急」「重要」とされる脆弱性は含まれていない。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは脆弱性によって異なるが、今回明らかとなった脆弱性においてもっとも高い「CVE-2022-27627」が「6.1」、続いて高い「CVE-2022-26368」が「5.4」とレーティングされている。

発見者より報告を受けたり、同社が把握した脆弱性について、利用者への周知を目的にJPCERTコーディネーションセンターへ報告。調整を経て公表された。同社は、脆弱性に対処した「同5.9.0」「同5.9 Service Pack 1」を提供している。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2022-26051
CVE-2022-26054
CVE-2022-26368
CVE-2022-27627
CVE-2022-27661
CVE-2022-27803
CVE-2022-27807
CVE-2022-28692
CVE-2022-28713
CVE-2022-28718
CVE-2022-29467
CVE-2022-29471
CVE-2022-29484
CVE-2022-29513
CVE-2022-29892

(Security NEXT - 2022/05/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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