クリプトマイナーの感染攻撃に「Spring4Shell」を悪用
Javaフレームワーク「Spring Framework」に脆弱性「Spring4Shell」が見つかった問題で、同脆弱性を悪用し、暗号資産(仮想通貨)を採掘するマルウェアをインストールする攻撃が確認されている。
攻撃を検知したTrend Microが報告したもの。同脆弱性については、以前にもボットネット「Mirai」に悪用される動きが観測されているが、悪用の動きが広がっている。
同社では、4月前半から中盤にかけて、1日あたり少なくとも700件の攻撃の試行を観測。なかでも4月3日は約2700件を観測しているが、これら攻撃においてクリプトマイナーを展開するためにWebシェルを作成しようとする攻撃を検知したという。
感染前に動作するOSをチェック。エンコードされたペイロードをダウンロードし、ファイアウォールを停止して、ほかのクリプトマイナーを停止した上であらたなクリプトマイナーをインストールしようとしていた。
攻撃の観測を受けて、同社は利用者に対し、あらためて「Spring Framework」を脆弱性が解消されたバージョンへ更新するよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/04/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因
プリント管理ソフト「Xerox FreeFlow Core」に深刻な脆弱性
「Amazon EMR」に深刻な脆弱性 - 資格情報漏洩のおそれ
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
「GitLab」にアップデート - 12件の脆弱性を解消
「ICS」や「Avalanche」などIvanti複数製品に脆弱性
SAP、月例アドバイザリを公開 - 複数の「クリティカル」脆弱性
Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消
「FortiSIEM」に深刻なRCE脆弱性 - 実用的な悪用コードも
オンライン会議ツール「Zoom」に「クリティカル」脆弱性