Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

攻撃で制作停止していた新作TVアニメ作品を供給再開 - 東映アニメ

東映アニメーションがサイバー攻撃を受け、同社製作アニメの放送スケジュールに影響が出た問題で、4月16日以降、新作の放送を順次再開することがわかった。

同社では3月6日にサイバー攻撃を確認。一部システムを停止したことから制作が困難となり、3月13日以降、アニメ作品「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」「デリシャスパーティ♡プリキュア」「デジモンゴーストゲーム」「ONE PIECE」に関して、過去に放映した作品の再放送などへ切り替えて対応してきた。

同社では、目処がたったとして約1カ月ぶりとなる4月16日の「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」より、順次新規作品の放映を再開することを明らかにした。ただし、映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」の公開スケジュールについては調整中としている。

攻撃を受けた具体的なシステムについては明らかにしておらず、原因や顧客情報、取引先への影響についても本誌の取材に対して「調査中でございます」とコメントするにとどめ、具体的な内容への言及は避けている。

(Security NEXT - 2022/04/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
アスクル、手動出荷を試験運用 - 一部医療介護顧客で開始
通信機器経由でサイバー攻撃、侵害サーバに顧客情報 - 日本プラスト
国内外子会社が相次いでサイバー攻撃の被害 - ジャノメ
システム障害が発生、原因や影響を調査 - 黒金化成
複数サーバでランサム被害、痕跡未確認も情報流出の可能性 - はるやまHD
テモナのEC支援SaaSに侵害の痕跡 - 攻撃経路や影響など調査
証明書発行システムがランサム被害、影響など調査 - 流通経済大