子会社リモート接続機器脆弱性が標的に、横展開からランサム - 小島プレス工業
自動車部品メーカーの小島プレス工業は、サイバー攻撃を受けた問題で調査結果を取りまとめた。リモート接続機器の脆弱性が狙われたという。
2月26日深夜にファイルサーバで障害を検知し、マルウェア感染や脅迫メッセージを確認したことから、ネットワークを遮断して原因や影響の範囲について調査を進めていたもの。
同社子会社では、外部事業者との通信にリモート接続機器を使用しているが、今回の攻撃では同機器に存在した脆弱性が標的になったという。
同機器より子会社ネットワークが侵害され、さらに同社の社内ネットワークへ侵入。2月26日20時過ぎにサーバやパソコンに対して攻撃が展開されたと見られる。
ランサムウェアにより暗号化され脅迫メッセージが残されたが、同社では攻撃者と連絡を取っていない。情報が外部に流出した可能性も含めて調査を行っているが、データを持ち出された形跡や外部での流出なども確認されていないとしている。
同社では引き続き復旧作業を進めるとともに、セキュリティ対策の強化、従業員教育、子会社やサプライチェーンに対する再発防止策の情報共有など行う方針。
(Security NEXT - 2022/04/08 )
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