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2021年4Qのクレカ不正利用被害は約93億円 - 前四半期から14.6%増

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2021年第4四半期における被害の状況(グラフ:日本クレジット協会の発表をもとに独自に作成)

クレジットカードの不正利用被害に占める番号盗用被害の割合は、2019年以降80%を超えており、特に2020年第2四半期以降は、90%を超える高い水準で推移している。

番号盗用被害について国内外を比較すると国内が約65億円、海外が22億8000万円。国内が占める割合は74.0%で、前四半期から1.6ポイント増加した。2020年第2四半期以降、国内が7割以上を占める状況が続いている。

一方、偽造カードによる被害は、国内が約1000万円、海外が約2000万円だった。海外において約1000万円増となったものの、目立った動きは見られなかった。

(Security NEXT - 2022/04/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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