Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

QNAP製NASにアップデート - 脆弱性「Dirty Pipe」を解消

QNAP Systemsは、同社NAS製品などに向けて脆弱性「Dirty Pipe」への対応を含むファームウェアのアップデートをリリースした。

Linuxカーネルにおいて権限の昇格が可能となる脆弱性「CVE-2022-0847」に対処したもの。同脆弱性は別名「Dirty Pipe」としても知られ、「実証コード(PoC)」も公開されている。

同脆弱性は「QTS 5.0.x」「QuTS hero h5.0.x」「QuTScloud c5.0.x」に存在。「QTS 4.x」「QuTS hero h4.x」については影響を受けないとしている。

同社は「QTS 5.0.0.1986 build 20220324」で脆弱性を解消。また2月に公開した「QuTS hero h5.0.0.1949 build 20220215」にて対策済みだという。「QuTScloud」についてもアップデートを準備している。

また「QTS」「QuTS hero」「QuTScloud」に関しては「OpenSSL」の脆弱性「CVE-2022-0778」についても調査を進めており、今後アップデートを提供する見込み。

(Security NEXT - 2022/04/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
Cisco、セキュリティアドバイザリ9件を公開 - 「Blast-RADIUS」の影響も
「Cisco SSM」に深刻な脆弱性 - 攻撃者によりパスワード変更可能
「Magento」「VMware vCenter」など脆弱性3件の悪用を確認 - 米当局が注意喚起
「Apache HTTPD」が今月3度目のセキュリティアップデート
SonicWallのVPN関連で複数の脆弱性 - アップデートが公開
「Apache HugeGraph」の深刻な脆弱性を狙うアクセスが増加
「Java SE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Ivantiがアドバイザリを公開 - エンドポイント管理製品などに脆弱性
「Apache Airflow」に脆弱性 - アップデートが公開