都内中小企業向けに特別相談窓口を開設 - サイバー攻撃リスクの増大受けて
東京都は、都内の中小企業を対象にサイバー攻撃に関する特別相談窓口を開設した。
マルウェア「Emotet」の感染増加や、国際情勢の変化によってサイバー攻撃のリスクが拡大し、セキュリティ対策を強化する重要性が増しているとして、中小企業向けに緊急の特別相談窓口を3月25日に設置したもの。平日の9時から17時まで相談に応じる。
また従来より設置しているポータルサイト「中小企業向けサイバーセキュリティ対策の極意」において、「Emotet」をはじめとする脅威関連情報について発信。問い合わせが多かった内容について整理しており、「Emotet」の対応方法など紹介していく。
サイバー攻撃の影響は、攻撃を受けた企業内部にとどまらず、サプライチェーン全体の事業活動へ波及するおそれもあるとして、政府では中小企業に対してもあらためて注意喚起を行ったばかり。また「Emotet」については、都内の中小企業において、実際に感染するケースが見られるとして警鐘を鳴らした。
セキュリティに関連した機器やサービスの導入など、都内中小企業向けの支援についても検討しており、開始する場合はウェブサイトで発表するとしている。
(Security NEXT - 2022/03/28 )
ツイート
PR
関連記事
脅威情報共有基盤「MISP」がアップデート - 2件の脆弱性を修正
「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ
リモートアクセス経由で侵害、従業員情報が流出か - 三菱製紙
ランサム被害で個人情報が流出した可能性 - オオサキメディカル
組織向けコラボツール「Mattermost」に脆弱性 - 「クリティカル」も
SWITCHBOT製テレビドアホンに脆弱性 - 親子機の更新を
「Fluent Bit」に認証回避やRCEなど脆弱性 - アップデートで修正
入力委託先で特定健診の受診票などが所在不明に - 守口市
AI環境向けに分散処理フレームワーク「Ray」にRCE脆弱性
口座振込の確認メールを「CC」送信、メアドが流出 - 大阪市
