東映アニメにサイバー攻撃、一部作品が放映延期 - 連動商品などに未放送の内容も
東映アニメーションは、サイバー攻撃を受けて社内システムを停止した。制作も一部停止しており、複数アニメ作品の放送が延期となるなど影響が広がっている。
同社によると、3月6日に第三者よるサイバー攻撃を確認し、同社の一部システムを停止したもの。顧客情報や取引先の情報などへ影響がないか、外部の協力のもと、調査を進めているという。
影響を受けている具体的なシステムについては明らかにしていないが、サイバー攻撃の影響で一部制作についても停止した。
3月12日に放映を控えていた同社製作アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」や、翌13日の「デリシャスパーティ♡プリキュア」については本来の放送内容を延期して再放送に切り替えるほか、「デジモンゴーストゲーム」「ONE PIECE」など、複数の作品で放映スケジュールに影響が出ている。
また「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」に関しては、放送後に発表を予定していた各社連動キャンペーンを延期。ただし、一部商品や告知については延期や変更ができず、未放送の内容が含まれる場合があるという。
同社では今回の事態を受けて関係機関へ報告した。同社は本誌取材に対して「正常化に向けて全力で取り組んでおります」とコメントするにとどめ、システムを停止した原因や復旧予定などへの言及は避けている。
(Security NEXT - 2022/03/11 )
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