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ECサイト向けクレカ決済サービスに不正アクセス - メタップスP

メタップスの子会社であるメタップスペイメントのeコマース向けクレジット決済サービスが不正アクセスを受け、クレジットカード情報が外部に流出した可能性があることがわかった。

eコマースサイトに向けて展開しているクレジットカード決済サービスの「決済トークン方式」が不正アクセスを受けたもの。「決済トークン方式」では、ECサイト側より「JavaScript」を呼び出し、外部ドメインに遷移することなくECサイト上でクレジットカード決済が行えるしくみを提供している。

同社によると、関連アプリケーションの脆弱性を突かれ、システム環境下にあった「決済トークン方式」のデータベース内のデータがアクセスを受け、外部に情報が流出した可能性が高いことが判明した。流出したデータの内容、規模、原因などは明らかとなっておらず、調査を進めている。

異常へ気がつく最初の契機となったのは、同社のイベント参加受付サービス「イベントペイ」において不正利用が行われた可能性があるとの指摘だったという。

2021年12月14日にクレジットカード会社より指摘されるも社内調査では問題を発見できなかったが、同社では翌16日に同サービスにおけるクレジットカード決済を停止した。

(Security NEXT - 2022/01/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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