Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ドコモ、スミッシングを拒否設定 - 申込不要で自動設定

NTTドコモは、悪意あるサイトのURLなどを含んだショートメッセージ(SMS)を拒否する「危険SMS拒否設定」を同社回線利用者に対して3月中旬より適用する。

宅配事業者や金融機関、通信販売事業者などを装ってSMSを送りつけ、個人情報をだまし取るフィッシングサイトや悪意あるアプリをインストールさせるサイトに誘導する攻撃が発生していることから、被害の防止に向けて対策を強化したもの。

送信元の情報や本文の記載内容に基づき、同社ネットワーク上でSMSの自動判定を実施。判定には、警察庁や日本サイバー犯罪対策センター(JC3)などの公的機関と連携して得た情報や、利用者や企業から申告を受けて同社が収集した情報を活用する。

同設定の利用料は無料。利用にあたり申し込みなどは不要で自動で適用されるが、「SMS一括拒否」または「個別番号受信」を設定している場合は対象とならず、利用者が設定する必要がある。また同設定の利用を希望しない場合は、「My docomo」の「SMS拒否設定」から設定を変更することができる。

(Security NEXT - 2022/01/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
9月のフィッシング、報告が22万件超 - 悪用ブランド過去最多
「ジャンボ宝くじ」無料プレゼントなどと誘導、フィッシング攻撃に注意
【特別企画】脅威動向や実務者が身をもって学んだノウハウなど共有する年次イベント
JPAAWG年次イベント、参加登録を受付 - オンライン参加も対応
「再配達にはサービス料」、クレカ情報など狙う偽日本郵便に注意
Amazon関連ドメイン取得、3週間で700件以上 - プライム感謝祭を標的か
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正
予約管理システムから個人情報が流出した可能性 - 呉竹荘
メールセキュ製品「Libraesva ESG」に脆弱性 - すでに悪用も、国家関与か