Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

トレンドがLog4Shell無料診断ツール - エンドポイントとウェブアプリに対応

「Apache Log4j」に深刻な脆弱性「Log4Shell」が明らかとなった問題で、トレンドマイクロは、エンドポイントやウェブアプリにおいて同脆弱性の存在を確認できる無償ツールを公開した。

「Log4Shell診断ツール」は、「Apache Log4j」に明らかとなった脆弱性「CVE-2021-44228」「CVE-2021-45046」の影響を受けるか確認できる無料の診断ツール。ブラウザ「Firefox」「Google Chrome」「Microsoft Edge」より利用できる。

同社製品「Trend Micro Vision One」の利用者はもちろん、同社製品を利用していない場合も、ユーザー登録することで無料で利用できるとしている。

「サーバOS」を含むエンドポイント用の診断ツールとウェブアプリケーション用の2種類を用意。エンドポイント向けのツールでは、ドライブ内を検査して脆弱性を含む同ライブラリが存在するか確認する。

12月22日の提供開始当初は、Windows版のみだったが、「Red Hat Enterprise」や「Amazon Linux」「Ubuntu」などに対応したLinux版やmacOS版についてもリリースした。

(Security NEXT - 2021/12/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2022年に悪用が目立った脆弱性トップ12 - 2021年以前の脆弱性も引き続き標的に
「WebLogic」など既知脆弱性3件に対する攻撃に注意喚起 - 米政府
2022年はランサム攻撃が前年比21%減 - 後半で増加傾向も
米政府、ソフトウェアサプライチェーン保護のガイダンスを公開
「Apache Commons Text」に脆弱性「Text4Shell」 - 冷静な対応を
米政府、中国関与のサイバー攻撃者が悪用する脆弱性のリストを公開 - 国内製品も
国家関与の攻撃グループ、早期より「VMware Horizon」「UAG」の「Log4Shell」を標的に
2021年に悪用多かった脆弱性トップ15 - 首位は「Log4Shell」、VPNも引き続き標的に
「Log4Shell」緩和する「ホットパッチ」にホスト乗っ取りが可能となる脆弱性
「Spring Core」にゼロデイ脆弱性「Spring4Shell」の指摘