ウェブメールクライアント「Roundcube」に深刻な脆弱性 - アップデートを強く推奨
オープンソースのウェブメールクライアント「Roundcube」に深刻な脆弱性が明らかとなった。11月にリリースされたアップデートで修正されている。
セッション変数を利用し、検索機能において「SQLインジェクション」攻撃を受けるおそれがある脆弱性「CVE-2021-44026」が明らかとなったもの。
また添付ファイルの拡張子の処理において「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性「CVE-2021-44025」が判明した。
米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において「CVE-2021-44026」のベーススコアが「9.8」とされており、重要度は「クリティカル(Critical)」と評価されている。一方「CVE-2021-44026」のベーススコアは「6.1」で「中(Medium)」とレーティングされている。
開発チームでは、11月12日にこれら脆弱性を解消した「同1.4.12」「同1.3.17」をリリース。アップデートを強く推奨している。また「同1.5.0」についてもこれら修正が実施済みだという。
(Security NEXT - 2021/12/01 )
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