NTTドコモ、10月の大規模通信障害で報告書 - 「利用者への伝え方にも問題あった」
NTTドコモは、10月14日17時ごろより通信障害が発生した問題で、重大事故として11月10日に総務省へ報告書を提出した。
同問題は、IoT機器の位置情報データを管理する設備の移行工事において不備があり、対応の過程で携帯電話も含めた大規模な障害が発生したもの。
同社は11月10日、記者会見を開催。18分間の全国的な規制を含め、17時37分から19時57分までの2時間20分にわたり通信規制を実施し、音声通話やデータ通信がまったく利用できなくなった利用者が、推計約100万人にのぼるとの調査結果を公表した。
通常稼働時と完全に規制を実施した際の「位置登録数」の差分より算出したもので、当初約200万人と発表していたが下方修正した。
また同日16時54分より、完全復旧した翌15日22時までの29時間6分において、接続しにくくなったり、通信速度が遅くなるなど、利用しづらい状況が発生した利用者に関しては、音声通話で約460万人、データ通信で830万人以上とした。
(Security NEXT - 2021/11/11 )
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