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2020年度のPマーク事業者による個人情報関連事故は2644件

誤送付や紛失、盗難にあてはまらず、「その他漏洩」として分類されたケースは454件。内訳を見ると、「関係者事務処理、作業ミスなど」が232件、「プログラムやシステム設計、作業ミス」が102件。

「不正アクセス、不正ログイン(54件)」、「口頭での漏洩(37件)」と続く。ここ数年ひと桁で推移し、2019年に9件だった「マルウェア感染」は、3倍以上となる29件に増加している。

「その他」と分類される漏洩以外の事故は140件。「誤廃棄」が38件、「目的外利用」が37件と続く。また2019年度は8件だった「内部不正行為」が15件へと増加している。

さらに「同意のない提供」が9件、「滅失、毀損」が8件、「不正取得」「評価対象外」がそれぞれ3件で続いた。

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誤送付や紛失、盗難以外の「その他漏洩」に分類された事故の内訳(グラフ:JIPDEC)

(Security NEXT - 2021/10/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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