Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

顔認証によるショルダーハッキング対策製品、マスク着用に対応

ラックとセキュアは、パソコン内蔵カメラなどを用いて画面の「のぞき見」を防止するソリューション「顔認証のぞき見プロッカー」の新版を提供開始した。

同ソリューションは、カメラの撮影画像からパソコン利用者の背後より覗き見が行われていないか監視し、事前に登録された人物以外が映り込んだ場合に警告を発したり、画面をロックすることでのぞき見を防止するソフトウェア。セキュアが開発し、ラックが独占的に販売している。

離席などを検知してロックする機能なども備えており、異常を検知した場合は、一定間隔でカメラの撮影画像や画面キャプチャを記録し、あとから確認することができる。

新版では、マスクを着用した状態による本人認証に対応。管理者向けにクラウドベースの管理コンソールを提供し、動作状況の把握や異常時の撮影画像などを確認することができる。

オンライン会議ソフトがカメラを利用している場合、監視を行うには別途カメラを用意する必要がある。また検知対象は正面の顔に限られ、画面の視野角が広い場合などはプライバシフィルターの併用などが想定されている。

新版はサブスクリプション契約により提供し、1ユーザーあたり月額1250円(税別)。基本契約期間は1年間となる。

(Security NEXT - 2021/10/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意