複数小売事業者が利用するECシステムに不正アクセス - 個人情報約15万件に影響か
ジーアールが提供するeコマースサービス「オムニECシステム」が不正アクセスを受けたことがわかった。少なくとも15万件近くの情報が流出した可能性があり、同システムを採用する複数事業者に影響が広がっている。
「オムニECシステム」は、スーパーや量販店向けに提供されているeコマースシステム。オンラインストアや予約サイトなどに活用されている。ジーアールによれば、同システムに関する2台のサーバが不正アクセスを受けたもので、9月3日に被害を確認した。
不正プログラムが設置され、入力された情報を抜き取られたり、サーバ内のデータを参照された可能性があり、同サービスを利用していたスーパーマーケットチェーンを展開する小売事業者などへ影響が広がっている。
ギフトカタログの受注システムとして採用していた天満屋ストアでは、ギフトの依頼主の氏名、住所、電話番号など7万1480件が流出した可能性があることが判明。
住友商事子会社のサミットでは、予約販売商品の購入サイトである「サミット予約ネット」で同システムを採用しており、「氏名」「住所」「性別」「電話番号」「メールアドレス」「注文情報」など、約4万件の顧客情報を窃取された可能性があるという。
(Security NEXT - 2021/09/24 )
ツイート
PR
関連記事
マルウェアがSlack認証情報を窃取、個人情報や履歴が流出か - 日経
物流関連サービスへ不正アクセス、個人情報流出のおそれ - 西濃運輸
ビジネスフォン通販サイト、個人情報流出の可能性
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
通信機器経由でサイバー攻撃、侵害サーバに顧客情報 - 日本プラスト
オーガニック食品の通販サイトで個人情報流出の可能性
作業服通販サイトに不正アクセス - 2024年に判明、新サイトへ移行
開発リポジトリでクラウドアクセスキーを誤公開 - ビール定期便サービス
闇サイトでの個人情報流通を契機に不正アクセス判明 - 不動産管理会社

