オリンパス、マルウェアによる通信を確認 - データ消失や流出の痕跡は見つからず
オリンパスは、同社海外グループ会社においてサイバー攻撃と見られる不審なアクセスを検知した問題で、マルウェアによる通信だったことを明らかにした。
9月8日にシステムに対する不審なアクセスを検知。外部にデータ転送する通信などを遮断し、調査を進めていたもの。
同社は、具体的な内容は明らかにしていないが、販売、製造ネットワークに影響を及ぼすマルウェアに起因したものだったと説明。
一方これまでに実施した調査では、同社のデータを失ったり、外部へ流出した痕跡などは見つかっていないという。同社では、引き続き調査を進めている。
業務に関しては、通常の状態に復旧したとしており、医療機器やサービスの供給に支障は出ていないとしている。
(Security NEXT - 2021/09/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
進学情報サイトにサイバー攻撃 - 学生情報が流出した可能性
「情報セキュリティ白書2025」PDF版を先行公開 - 書籍は9月30日発売
ニッケがサイバー攻撃被害 - ダークウェブで流出情報を確認
設定ミス突く攻撃、顧客DB消去される - 兵庫県内の保険代理店
化学系商社メーカーがサイバー攻撃被害 - 日本拠点で障害発生
先週注目された記事(2025年8月31日〜2025年9月6日)
ランサム被害が発生、製品出荷などに影響 - 業務用加湿器メーカー
顧客情報流出の可能性、スーパーフランチャイズ運営企業で
エコ製品ECサイトに侵害の形跡、詳細を調査 - ナカバヤシ