Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2回目の「特別定額給付金」で誘導するフィッシングに注意

新型コロナウイルス感染症にともなう「特別定額給付金」のオンライン申請が行えるなどとして、偽サイトへ誘導するフィッシング詐欺が発生している。フィッシング対策協議会が注意喚起を行った。

問題のフィッシングメールは、「【お知らせ】二回目特別定額給付金の特設サイトを開設しました」といった件名で送信されているもので、あたかも2度目の特別定額給付金があるかのように見せかけ、オンライン申請が行えるなどとして偽サイトへ誘導していた。

誘導先のフィッシングサイトでは、氏名や国籍、生年月日、性別、職業、郵便番号、電話番号、メールアドレス、身分証明書の番号のほか、必須項目として入金用のカード番号、有効期限、認証コードなどを詐取。さらに遷移したページでは、必要書類などとして、身分証明書の画像をアップロードするよう求めていた。

誘導先のフィッシングサイトとして、少なくとも9件のURLが確認されており、一部はサブドメインに「soumui」「soumu.go.jp」など、総務省の関連サイトを想起させる文字列を利用していた。

8月24日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、フィッシング対策協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃に注意するよう注意喚起を行っている。

(Security NEXT - 2021/08/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

イベント申込フォームで設定ミス、オーナー権限移行時に - 和洋女子大
高校で生徒の個人情報含む教務手帳が所在不明 - 東京都
施設開館記念イベントの当選者向けメールで誤送信 - 仙台市
「Apache httpd」にSSRFやセッションハイジャックなど複数脆弱性
「Apache Tomcat」にアップデート - 複数脆弱性を修正
中日ドラゴンズのグッズ公式Xアカウントが乗っ取り被害
「DMARC」運用に取り組む大学、5割届かず
SAP、月例アドバイザリ31件を公開 - 「クリティカル」6件
米当局、「Citrix Bleed 2」の悪用に注意喚起
「Teams」経由のオンライン会議招待でメアド流出 - 佐賀県