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気象庁サイトの障害、過去災害時を超えるアクセス集中で

配信にあたっては、CDNを利用しており、オリジンとなるウェブサーバも複数配置し、ロードバランシングを行って負荷分散を図っていたが、「CDN」がオリジンを参照する部分で処理が追いつかない状態になったという。

具体的に発生したアクセス数やトラフィック量については、セキュリティを理由に明らかにしていない。また特定のIPアドレスから大量のアクセスを行うDoS攻撃なども確認されていないとしている。

同庁では今回の問題を受け、8月15日と20日にシステムの機能強化を実施。ウェブサーバの増強やコンテンツの軽量化による負荷の軽減など対策を講じ、今回と同様のアクセスが集中した場合にも対応できる処理能力を確保したとしている。

(Security NEXT - 2021/08/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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