Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ドール通販サイトから顧客情報が流出 - 脅迫メールで判明

球体関節人形や関連グッズを扱う通信販売サイト「DOLK STATION」において、2019年3月ごろに顧客情報が流出していたことがわかった。金銭を要求する脅迫メールが届き、被害に気がついたという。

同サイトを運営するボーダレスによれば、2019年3月ごろに不正アクセスを受け、同年3月以前に登録された2万4228件の会員情報が外部に流出した可能性があることが判明したもの。

氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、メールアドレス、ID、パスワードなどが対象で、クレジットカードは含まれていないという。8月19日に個人情報を保有しているなどとして、金銭を要求する英文の脅迫メールが届き、流出被害を確認した。

同社では対象となる顧客へ個別にメールで経緯を説明し、パスワードの変更を要請。また8月20日に警察へ被害を申告するとともに、個人情報保護委員会に報告を行った。

同サイトは、2021年3月16日にリニューアルを実施しており、同日以降運営している新サイトの環境では今回判明した不正アクセスへの対策をすでに実施済みであると説明。セキュリティ対策と監視の強化を行い、再発を防止したいとしている。

(Security NEXT - 2021/08/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

イベント申込フォームで設定不備、個人情報が閲覧可能に - 多摩SDC
2024年2Qの「JVN iPedia」登録は1463件 - NVDの公開遅延が影響
JPCERT/CCが感謝状 - 脆弱性悪用対応の「重要な模範事例」
WPプラグイン「WooCommerce Social Login」に複数の脆弱性
特権アクセス管理製品「Symantec PAM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Apache CloudStack」でSAML認証をバイパスされるおそれ
「サポート詐欺」の相談が3割増 - 過去最多を更新
省庁や独法などの攻撃対象領域保護を実施 - NISC
冊子発送先の個人情報を郵便局へ誤送付 - CCNC
2Qの脆弱性届け出は112件 - 前四半期から半減