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中国の再委託先、データを無許可で個人クラウドに - 村田製作所

ダウンロードから2日後となる6月30日に再委託先の社内監視システムがセキュリティアラートを検知し、調査を行ったところ、データがダウンロードされていたことを7月4日に確認。7月8日には、同従業員への聞き取り調査からデータを外部クラウドサービスの個人アカウントへアップロードしたことが明らかとなった。

問題のデータは、再委託先の監視のもと削除されたという。また外部クラウドサービス事業者の調査で、アップロードされたデータを第三者がコピーしたり、ダウンロードした形跡がないことも確認したとしている。

同社は、問題の再委託先従業員以外によるデータのアクセスや悪用は確認されていないが、データの対象範囲が広く、取引先情報や個人情報が含まれていることから発表したと説明。今回の問題に関連して、マルウェアの感染やサイバー攻撃なども確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2021/08/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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