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複数小売電気事業者、既契約情報を他社チャットボットで取得

日本瓦斯では、委託先1社がガス契約を結んでいた顧客の電気契約に関する情報を取得。不正な申込手続きを行っていたことがわかった。

顧客からの連絡をきっかけに調査を行ったところ、16件の不正申し込みが判明。実際に電力契約の変更に至ったものはなかったという。

また東京ガスでは、東京ガスライフバル湘南において、顧客への提案資料を作成するため、顧客5件に関する電気使用量などの情報を不正に得ていた。

これを受けて全店調査を実施したところ、東京ガスライフバルやエネスタなど、3社が運営する販売店4店舗で、最大322件について契約変更に必要となる顧客番号や供給地点特定番号などの情報などを取得していた。

東京ガスは電気契約の切り替えに関する意思表示は受けていたと説明。承諾を得ることなく電気契約を切り替えていたケースは確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2021/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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