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「Flowise」のチャットボットライブラリに脆弱性 - アップデートを

大規模言語モデル(LLM)を活用したフローやAIエージェントなどを開発できるローコードツール「Flowise」のチャットボットライブラリに脆弱性が判明した。

「Flowise Chat Embed」は、ウェブサイトへチャットボットを埋め込むことができるライブラリ。脆弱なインスタンスで稼働するチャットボットにおいて「JavaScript」を注入できる格納型クロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2024-9148」が明らかとなった。

6月に脆弱性を発見、開発チームへ報告していたTenableが、現地時間9月24日にセキュリティアドバイザリを公開し、明らかにした。概念実証コード(PoC)もあわせて公開している。

同社は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.6」と評価。重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

現地時間9月15日に開発チームより修正の詳細について連絡があったという。

同月18日に公開された「Flowise 2.1.1」にアップデートし、脆弱性を修正するよう注意を喚起した。またライブラリのみ利用している場合は、「Flowise Chat Embed 2.0.0」へ更新するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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